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はげは栄養不足と関係ある?
はげは栄養不足と関係があります。これは女性に多いダイエットによるはげ、薄毛が知られています。
摂らなければならない栄養を摂らないでいると、体はもちろん髪の毛にも栄養が行かないため、健康で元気な毛髪が育たないのです。
そこで今回は、はげと栄養不足について書いてみました。
栄養不足ではげる?
毛髪はタンパク質で出来ています。つまり私達が毎日食べる食事から摂っていることになります。ですから朝昼晩の食事をきちんと摂らないでいると栄養不足になるわけです。
はげや薄毛になった人に話を聞いてみると・・・
・朝食は食べなかったり、コーヒーだけ
・夜は晩酌するのでつまみだけ
・体重が気になって軽く済ませてしまう
・忙しいので冷凍食品やコンビニ弁当を食べている
などの回答がありました。
また、極端な食事制限によるダイエットもはげ、薄毛の原因になります。これは私の知り合いの奥さんの場合ですが、太り過ぎを気にして、毎食をサラダ中心で済ませていました。
そのおかげで体重は少しずつ落ちてきたものの、毛髪は細くなりパサパサになってきたのです。そして段々と抜け毛が増えてきて最後には地肌が見えるほど、はげ、薄毛になってしまいました。
このことからもはげと栄養不足は関係があると言えます。
毛髪の材料とは
毛髪はタンパク質で出来ています。正確にはケラチンという硫黄を含んだタンパク質です。ですから良質のタンパク質を摂ることで元気な毛髪は作られます。
さらに詳しく説明すると、ケラチンはアミノ酸からつくられているのです。ということは、アミノ酸が毛髪にとって大事な栄養素ということになります。
先ほども書いたように極端な食事制限ダイエットなどで摂れるカロリーが1000キロカロリーを下回るとタンパク質が不足して抜け毛が増えると言われています。
毛髪はどう作られる?栄養は?
毛髪のケラチンがアミノ酸から作られるのですから、ここではアミノ酸について書きます。
アミノ酸の中には体の中で合成できないものがあります。つまり、それらのアミノ酸はどうしても食事から摂る必要があるわけです。
体内で合成できないアミノ酸は以下の8種類です。
・バリン
・フェニルアラニン
・スレオニン
・イソロイシン
・ロイシン
・リジン
・メチオニン
・トリプトファン
以上のアミノ酸は必須アミノ酸とも呼ばれています。
必須アミノ酸はそれぞれが必要量を満たしていないと効果的に機能しないため、食事あるいはサプリメントで摂ることも考えなければなりません。
必須アミノ酸以外にも毛髪を作るために必要なアミノ酸があり、毛髪を作るには18種類のアミノ酸が必要です。その中でも大事なのがシスチンというアミノ酸です。これは毛髪を元気に維持する働きを担っています。
シスチンは以下の食品に多く含まれています。
・大豆、肉類(鶏、牛、豚)、牛乳、卵、納豆、じゃがいも、牡蠣、ピーナツなど。
毛髪を元気に育てるためにもこれらの食品を積極的に摂りましょう。ただし、食品によってはアレルギー症状が出るものもありますから自分に合うものを選びましょう。
毛髪の栄養が不足する理由とは
毛髪の栄養が不足する理由として上げられるのが以下です。
・そもそも三食きちんと食べていない
・インスタント食品で済ませている
・コンビニ弁当やスーパーの惣菜が多い
・同じような食事内容となっている
・スナック菓子で代用している
・野菜ばかり食べている
・朝は忙しいので食べない。または、コーヒーだけ
・毎食、自分で料理するのが面倒だ
食べていないのは問題ですが、いつも同じような食事をしている場合は、同じ栄養素ばかりが足りてるということになります。つまり裏を返せば不足している栄養素はずっと不足したままということです。
こういう状態を続けていると毛髪の栄養不足により髪が弱って抜け毛となり、最後にははげ、薄毛になる可能性が大きいです。
そもそも必要な量の栄養が少ない
これは、年代にもよりますが、少食だとそもそも栄養が少なくなります。また、毎回同じようなものを食べている場合も摂れない栄養素はずっと摂れないままです。このことからも、栄養は幅広く偏らないように摂ることが大事です。
また、ビタミンやミネラル、亜鉛などもバランス良く摂ることをおすすめします。
以下に毛髪に関係するものをピックアップしてみました。
ビタミン
・ビタミンB2 リポフラビン(魚、卵、牛乳、緑黄色野菜、チーズ、レバーなど)
・ビタミンB6 ピリドキシン(豆類、ビール酵母、レバー、小麦胚芽など)
・ビタミンE トコフェロール(緑黄色野菜、大豆、とうもろこし、レタス、牛レバーなど)
・ビタミンA レチノール(トマト、人参、肝油、うなぎ、卵黄、バターなど)
・ビタミンB1 チアミン(酵母、胚芽、豚肉、すっぽん、穀類、緑黄色野菜など)
・ビタミンB12 コバラミン(牛乳、牛肉、豚肉、小魚、海藻、魚肉など)
・ビタミンC アスコルビン酸(柑橘類、緑茶、キャベツ、パセリ、イチゴ、小松菜など)
・ビタミンD カルシフェロール(レバー、乳製品、バター、しいたけ、イワシ、鮭など)
ミネラルは体の中で作れないので不足する場合が多いようです。では、たくさん摂れば良いかと言うとそうとも言えません。
なぜなら、ミネラルはもともと多く必要とされていないからです。ですから摂らないのもダメだし、摂り過ぎもダメなのです。
亜鉛はタンパク質の合成に必要なものです。ですが摂り過ぎると銅が不足して抜け毛の原因になることがありますので注意しましょう。
ちなみに亜鉛の一日の必要量は15mg~25mgと言われています。亜鉛と銅のバランスを見ながら摂るのがよいですね。
栄養が毛髪に使われるのは最後?
栄養を摂ると体のあちこちに供給されます。ですが、使われる順番があるのも事実です。
例えば脳や心臓、肝臓その他の臓器には早く届けられるのは当然でしょう。なぜなら体を健康に維持しなければならないからです。
ですから摂取した栄養分が毛髪や爪に行き渡るのは後の方になるのです。だって、髪や爪に栄養が届かなかったとしても生死には関係ないからです。そういう意味で考えると必要な栄養分をいかに効率よく摂取できるかが大事だと言えますね。
栄養不足の対策と糖分、脂、アルコール
栄養不足の対策は毎回の食事の内容を見直すことです。
タンパク質を摂り、ビタミン、ミネラル、亜鉛などのバランスも考えましょう。すでに結婚して奥さんがおられる場合は、食事の内容を改善してもらうように頼んでみて下さい。
自分で自炊する場合は、野菜や肉、乳製品などいろんな食材を使うようにしましょう。好き嫌いで決めるのではなくあくまでもバランスを考えましょう。
また、食事をよく噛んで食べるのも良いでしょう。なぜなら胃腸が弱ると栄養の吸収に悪影響が出るからです。食事の注意点としては、塩分や糖分、脂分の摂りすぎが上げられます。
塩分を摂り過ぎると高血圧になり、血管に影響が出て血の巡りが悪くなるんです。
つまり血行が悪くなると毛髪にも栄養が運ばれにくくなり、元気に育たなくなるわけです。
それに、高血圧は心筋梗塞など重病化する心配もありますから気をつけましょう。
糖分を摂りすぎると皮脂の分泌が増えます。そうなるとニキビやフケが増えることに繋がります。また、肥満の原因にもなるし、自立神経失調症を起こすこともあります。
脂っこい食事は適度な量なら良いですが、摂りすぎると髪が脂っぽくなるし、雑菌が繁殖して脂漏性皮膚炎になることもあります。また、脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなるので注意しましょう。
アルコールの取り過ぎはビタミンB1の消費を高めるので毛髪のためにはよくありません。もしアルコールを取る場合はビタミンB1を多くつまみも食べましょう。
悪い食べ方を改善しよう
悪い食べ方というのは、急いで食べたり、よく噛まずに食べたり、ついつい食べ過ぎることです。急いで食べると消化吸収に悪いためNGです。食事の時間はたっぷり取り、ゆっくり噛んで食べましょう。
また、夜食など、寝る時間帯に食事を摂るのもやめましょう。すぐに寝るタイミングで商事をすれば消化も悪いし、朝起きての朝食も取れなくなります。
サプリメントを使う
基本的に栄養分は食事で摂るのが理想的ですが、どうしても出来ない場合は、補助的にサプリメントを使うのも良いでしょう。今はドラッグストアにいろんなビタミン、ミネラル、亜鉛などのサプリメントがあります。自分に合うものを選んで使ってみましょう。
また最近では育毛サプリというものもあるようです。こちらに関しては調べた上で記事にしますので、投稿した際には読んでいただければ幸いです。
はげは栄養不足と関係ある?まとめ
はげは栄養不足と関係ある?の問には関係あると答えます。なぜなら毛髪は栄養分が運ばれるからこそ作られるからです。
ですから栄養が不足すればそれだけ毛髪を作るのに影響が出るので、そうなると元気な髪は作られなくなります。髪が栄養失調になるわけですね。
栄養失調な毛髪は弱々しく、固着力も弱いので抜けやすいのです。つまり抜け毛が増えることに繋がります。抜け毛が増えると地肌が見えてくてはげ、薄毛になるわけです。
今回の記事を読んで、毛髪に関係ある栄養分を積極的に摂るようにして、元気な毛髪を維持して下さい。