ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えたって本当?

ノンシリコンシャンプー 抜け毛 増えた

ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えたって本当?

ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えたと相談されたことがあります。
相談者は私の店のお客さんなのですが、普段から薄毛を心配されている30代男性です。

ではノンシリコンシャンプーは抜け毛の原因になったのでしょうか?

ノンシリコンシャンプーとは何ですか?

ノンシリコンシャンプーとは何ですか?

そもそもノンシリコンシャンプーって何なのでしょうね。

名前のとおりシリコンが入っていないシャンプーのことをいいます。
ではシリコンとはなんでしょう?

シャンプーに配合されているシリコンは、髪をコーティングしてしっとりさせる成分です。

メチコン、シロキ、シリル、シランなどのどれかが成分名に表記されている場合、シリコンの可能性大です。

参考 https://www.shampookantei.com/haircare/9

つまりシリコン入りのシャンプーで洗うと、乾かした後に髪がしっとりと仕上がるわけです。
これは男性よりも女性向けのシャンプーとも言えます。

なぜなら男性の多くはショートヘアなので、髪がしっとりするとかはあまり関係ないからです。特に薄毛を気にしている男性ならしっとりよりもさっぱりサラサラのほうがうれしいとおもいます。

ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えることはあるの?

ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えることはあるの?

ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えることはないと私は思います。もし、ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えるのなら、シリコン入りのシャンプーなら大丈夫ということになりますよね。

もし、シリコン入りのシャンプーでは抜け毛が目立たなかったけど、ノンシリコンシャンプーに替えたら抜け毛が増えたのなら、ただ単にシャンプーが肌に合わなかっただけです。

もちろん逆のケースも考えられます。

ノンシリコンシャンプーでは抜け毛が目立たなかったけど、シリコン入りのシャンプーに替えたら抜け毛が増えたということも考えられるからです。

ノンシリコンシャンプーのメリット

ノンシリコンシャンプーのメリット

ノンシリコンシャンプーのメリットは、シリコンが入っていないので洗い上がりがさっぱりサラサラしている点です。

薄毛を気にしている男性は、どちらかというとふんわりとしたヘアースタイルが理想ですからシリコンは無用だと思います。というか入っていないほうが好ましいくらい。

あと、シリコンの成分が合わない人もシリコン入りのシャンプーは遠慮しましょう。

ノンシリコンシャンプーのデメリット

あえてデメリットを上げるとすれば仕上がりがサラサラだと満足しない人でしょう。しっとりと仕上げたい人にはノンシリコンシャンプーは物足りないと思います。

そんな人はシリコン入りのシャンプーを使うか、ノンシリコンシャンプーで洗ったあとでトリートメントを使うことをおすすめします。

ノンシリコンシャンプーの使い方(洗い方)

ノンシリコンシャンプーの使い方(洗い方)

ノンシリコンシャンプーを使う場合といっても特別なものはありませんが、確認のために書いておきます。

シャンプーの使い方、洗い方に不安のある方は参考にしてもらえればうれしいです。

シャンプー前のブラッシング

まず、シャンプーをする前に軽く髪をブラッシングします。なぜかというと、ブラッシングすることで髪についたホコリやゴミ、フケなどを落とせるからです。

もちろんシャンプーでも落ちますが、事前に落とせるものは落としておきましょう。

お湯で洗おう

シャンプーをする人の多くは夜に風呂に入ってからだと思います。この場合は、お湯で洗いますよね。

お湯で洗ったほうがシャンプーの泡立ちもよく、流すときに頭皮が温かいので血行も良くなり気持ちがいいです。

もちろん夏の暑い日に水浴び感覚でシャンプーすることもあるでしょう。それも有りですが基本的にはお湯かぬるま湯で洗うことをおすすめします。

手のひらに取り泡を立てる

手のひらに取り泡を立てる

シャンプー液はいきなり髪や頭皮には付けないようにします。原液のまま付けると流すときに時間がかかるし、濃い原液が頭皮に刺激を与えるからです。

それに、ついつい使いすぎるので不経済でもあります。

シャンプするときは手のひらに原液を出し(500円玉ほど)、お湯を足してよく泡立てて使います。

泡を髪の毛全体に塗布して洗いましょう。

爪を立てないで洗おう

頭皮や髪は傷つきやすいので指先のやわらかな部分を使いシャンプーします。爪先でガシガシ洗うのはやめて下さい。

髪は一度傷つくと修復できません。頭皮が傷つくと傷口から雑菌が入り込み炎症を起こし抜け毛の原因になります。

指先で洗うのが苦手な人は、シャンプーブラシを使いましょう。ゴムやシリコンなどの頭皮や髪にやさしい素材で出来たシャンプーブラシで頭皮全体をむら無くブラッシングします。

トリートメントを使う場合

トリートメントは髪の痛みが気になる人だけ使いましょう。使い方は、シャンプー後に少量を手に取り髪の毛だけに塗布します。

その後、頭全体をラップで包み5~10分ほど放置してよくすすぎましょう。

すすぎは念入りに

シャンプーやトリートメントでも言えることですが、すすぎはていねいに行って下さい。すすぎが雑だと頭皮や髪にシャンプーやトリートメントの成分が残ってしまうからです。

頭皮や髪にすすぎ残しの成分が残ると、臭いの原因になるし、雑菌繁殖の原因になります。これらは抜け毛の原因になるので注意しましょう。

例えばシャンプーのすすぎの場合、泡が落ちてからさらにすすぐ感覚です。

タオルドライとドライヤーをうまく使う

タオルドライとドライヤーをうまく使う

シャンプー後は髪の毛の水分を7割ほどタオルドライで取ります。この時も、タオルで髪をゴシゴシ拭くのではなく、トントンとやさしく叩くようなイメージで行います。

髪は水分を含んでいる時、つまり濡れているときがいちばん痛みやすいのです。なぜなら髪の表面のキューティクルが開いているからです。

ですから髪が濡れているときが一番注意しなければなりません。

タオルドライ後は、ドライヤーを使い全体的に乾かします。この時も、ドライヤーを近づけぎると髪が痛みますから適度に離しましょう。

ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えたって本当? まとめ

ノンシリコンシャンプーで抜け毛が増えた場合、考えられるのはそのシャンプーが合わなかったからでしょう。
これは、ノンシリコンシャンプーだけではなくて、すべてのシャンプー、リンス、トリートメント、育毛剤などにも言えることです。

食べ物にもアレルギーを示す場合があるように、使う人によってすべてのヘアケア商品には合う合わないがあります。
ノンシリコンシャンプーが合わないからと言ってノンシリコンシャンプーが悪いとは限りません。

ただ、一般的に言うと薄毛を気にしている髪のやわらかな人にはノンシリコンシャンプーは有効です。なぜならシリコンが入っていない分、洗い上がりがさっぱりしていて乾かすと髪がサラサラしているからです。

自分の髪質や頭皮の状態などを考えて、シリコンシャンプー、ノンシリコンシャンプーと使い分けるのがよいでしょう。どちらにしても試供品などがある場合は、一度使ってみることをおすすめします。

使ってみて良かったら使い続ければ良いし、ちょっと合わないかもと思ったら使わなければ良いのです。