ヘアカラーは薄毛の原因になる?染めると抜けるのは本当か

ヘアカラーは薄毛の原因になることってあるのでしょうか?

頻繁に染める人って髪や頭皮のことを考えるとついつい心配になったりしますよね。

白髪や黒い髪が気になりヘアカラーで染めてるけど、それが原因で薄毛になるのは嫌だなって。

でも、本当にヘアカラーが原因で薄毛になるのでしょうか?

ヘアカラーは薄毛の原因になるの?

実際にお客さんをヘアカラーしている理容師の経験から言わせていただくと、「そんな事はこれまでありませんでした。」です。

ただし、これはアレルギーがない人に限りますからね。っていうか、もともとヘアカラーのような染める薬品に対してアレルギー反応が出る人は染めれませんからね。

初めて染める人はパッチテストをしてアレルギーがないことを確かめてから染めてくださいね。

で、幸いにアレルギーがない人で、頻繁に(定期的に)染めている場合ですけど、うちのお客さんでは薄くなる人はいませんでしたね。

まぁ、ヘアカラーをする人って、染める毛がある人なのでそもそも薄毛ではありません。むしろ、髪の量は普通から多い方なのです。

特に男性のヘアカラーは年齢層にもよりますけど、ほとんどが白髪染めのカラー染めがほとんどなんですね。

男性のヘアースタイルって比較的短いので一ヶ月過ぎると1センチほど白髪が伸びてきます。

こうなると周りの人にも白髪が伸びたのがわかりますからどうしても定期的にヘアカラーすることになるんですよ。

で、ここでヘアカラーの薬液が頭皮に悪いと仮定しましょう。すると、染めたことが原因で髪が抜けて薄毛になると思いますか?

私はならないと考えます。その理由は、もしカラー剤が悪いものだとしたら、髪が抜ける前に頭皮がダメージを受けるはずだからです。

まず、頭皮が傷む、そして毛穴もダメージを受ける、そして髪もダメージを受けて、薄毛になる。というような、一連の流れがなければ納得できません。

だって、カラー剤はどうしても頭皮に付いてしまうものなんですよ。
それなのに頭皮にはダメージがなくていきなり薄毛になるのはかなり不自然なことでしょ?

確かにヘアカラー剤は刺激が強くて決して体に良いものではありません。

そういう理由でヘアカラーが薄毛の原因かもって誰かが言いだしたのでしょう。

しかし、私の店に来られるお客さんの中で毎回ヘアカラーしているにもかかわらず薄毛になった人はこれまでに一人もいないんですよね。このことからも単なる噂話であると言えるでしょう。

ただし、正しい工程でヘアカラーを行わないと、髪の毛が傷むのは間違いありませんからね。

まぁ、一般的な理美容店でヘアカラーをオーダーされる場合は問題ありませんけど、ご家庭で染める場合は注意が必要です。

特に、ヘアカラーの放置時間は正確に測るようにして下さい。

例えば、説明書に「放置時間は20分です。」と書いてあったら、迷わず20分経ったら洗い流して下さい。

しっかり染まるようにと、自分勝手に放置時間を伸ばすことはしないように。放置時間が過ぎれば過ぎるほど髪は傷むのですから。

そういえばお客さんの中に、放置時間中に寝てしまった人がいたんですよね。私の店に来られたときには後頭部だけが赤く染まっていました。しかも髪はパサパサになっていたんです。

自分でカラー剤を塗った後で眠くなり後頭部を枕に当てて寝込んでしまったそうです。

おかげで放置時間は1時間も置いていたとかでこれでは髪が傷むのも当たり前でしょう。

言っておきますけど、一度傷んだ髪の毛はもとの健康な髪の毛には戻りませんからね。

このようにヘアカラーで髪が傷むことはあります。でも、髪の毛が抜けたって話は少なくとも私の店ではないんですよね。

最後になりましたが、ヘアカラーはアレルギー反応が出る人は出来ませんがそれ以外の人ならおしゃれを楽しむ技術のひとつです。

最近はあえて染めないグレーヘアーが流行っているようですが、染めれば確実に若く見られるのは間違いありません。

また、真っ黒な髪を明るく染めることで、ヘアースタイルを軽く見せることも出来るんですね。

正しい技術で染めれば安全なヘアカラーを利用して、若々しい生活スタイルをエンジョイして下さい。