薄毛の人が首を温めると頭皮の血行促進になるの?
薄毛の人は首を温めると頭皮の血行がよくなって育毛に一役買うって言われています。別に薄毛だからと言うことではなくて、誰にでも当てはまるって話なんですけどね。
実はこの話、私が毛髪診断士の資格を取るために受講した授業の中で教えてもらった話なんですよ。授業内容は円形脱毛症についてのものでした。
円形脱毛症って500円玉くらいの大きさに丸く円を書いたように脱毛する特徴があります。1個だけ出来る場合もあれば、5~7個、それ以上に複数個出来ることさえあるんですね。
しかも、1個1個がつながったように脱毛すると悲惨です。だってそれだけ大きな円になってしまうから。で、この円形脱毛症を治療する方法のひとつに患部の血行促進を促すことが言われているんですね。
皮膚科のような専門医のいるところでは患部にドライアイスなどを使って一時的に冷やすこともやってるみたいです。患部を一時的に冷やすことにより通常の体温に戻そうとする人間の体の仕組みを利用するわけですね。
でも、この方法って一般的な家庭ではなかなか出来ませんよね?そこで思いついたのが首を温める方法なんです。
髪の栄養と血行促進
別に円形脱毛症の治療だけに限らず薄毛の人にも有効だと私は考えます。なぜなら髪の毛の成長に欠かせないアミノ酸は血液と共に運ばれてくるからです。
なんらかの影響で血行不良になってしまうとアミノ酸も運ばれにくいので髪の成長にも悪影響が出ます。しかし、ドンドンと血流が良好であれば髪の毛の成長も満足なものになります。
そういう意味でも薄毛の人が首を温めるのはオススメなんですよ。一番簡単なのは湯船に浸かることでしょう。首までゆっくり浸かるだけで血行促進になりますからね。
そういえば円形脱毛症の授業の時に先生が次にように言われていました。「円形脱毛症の患者さんには肩こりを訴える人が多い。」と。
血液は当然のように肩から首、そして頭皮へと流れています。それが肩こりがひどい場合には首や頭皮への血流もどこかで滞る可能性もあるんです。その意味からも湯船に浸かり、肩や首を暖めることは血行促進にベストなんです。
頭皮の血行促進だったら直接頭皮を温めればいいのでは?って思う人もいるでしょう。もちろんそれでもOKですよ。お湯に浸したタオルを絞って頭に乗せておけば良いだけです。
でもね、この方法だと頭皮が蒸れますよね?汗もかきますよね?そうなると当然ですが頭を洗わなければなりません。つまりシャンプーです。
一般的にシャンプーは風呂場でしますよね。風呂場といえば湯船でしょ。つまり、わざわざ頭にタオルを乗せなくても湯船に首まで浸かればそれで良しなんですね。
神経質な人は湯船に浸かりながら頭にタオルを乗せる。一通り温まったらシャンプーする。洗い終えたらまた湯船に浸かり温まったところで風呂から出る。という流れでもOKですね。
それから頭皮が温まると毛穴が開きやすくなるので毛穴に詰まった汚れも落ちやすくなるんですよ。もう少しスマートな形で血行促進にしたい人には温熱シートがオススメです。肩こりや首こりを改善する目的で販売されていますよね?
患部に貼るタイプやレンジでチンして使うタイプなどいろいろありますから自分に合うものを探してみて下さい。
まとめ
最後になりましたが、薄毛の原因のひとつに頭皮の血行不良があります。それを改善するためにも今回紹介した方法を一度試されてみて下さい。
特に薄毛が気になる人の中でも首や肩こりの自覚がある人はやってみる価値は十分にあると私は思います。