「薄毛を坊主にしたら失敗しちゃったよ。」ってお客さんが来店されたことがあります。このお客さんは昔からの常連さんで、最近抜け毛が多くなりかなり薄毛になったと悩まれていました。
まぁ、年齢も還暦前ということもあり髪型もこだわりがないので坊主になろうかなって言われてはいたんですね。でも、まさか自宅で坊主になっているとは思ってもいませんでした。
このお客さん、自分でバリカンを買ってきて自宅で「ジャージャー」って刈ったらしいのです。失敗といってもトラ刈りとかそういうのではなくてバリカンの長さを間違えた失敗でした。
坊主失敗 髪の量とバリカン刃の選び方
珍しい失敗でもなくて自宅で坊主にする人の中には数名いるんですよね。同じような失敗をする人が・・・。
失敗した頭がどうなっているかというと、かなり頭皮がスケスケでようやく産毛が伸びてきた鳥のヒナみたいなんです。なので、見た目はかなり悲惨です。だって頭皮が見えすぎているから。
どうして薄毛を坊主にして失敗したのかというと、髪の量とバリカンの長さのバランスを考えていないからなんです。
薄毛の人は普通の人に比べると髪の毛の量が少ないですよね。ということは地肌が見えやすいということなんです。
毛量が多い人はなかなか地肌なんて見えませんよね?それは毛がびっしり生えているからです。でも、薄毛の人は毛量が少ないし髪も細いので地肌が見えやすい。
髪の量が多い人は短い長さのバリカン(2ミリ~3ミリ)で坊主に刈っても頭皮は青々と見えるんですね。しかし、髪の量が少ない薄毛の人はもう少し長いバリカン(8ミリ~12ミリ)で刈るのがオススメです。
これ以上の短いバリカンを使えば間違いなく頭皮はスケスケに見えてしまいますから。
バリカンの種類
まぁ、坊主に失敗したとしても2~3週間もすればそれほど気にならなくなりますけど、それまではやっぱり気になりますよね。
バリカンには長さごとにバリカンの刃を交換するものと、ひとつの刃の長さを調節して使うものがあります。
どちらが良いとも言えませんけど、費用を抑えたいのであればひとつの刃のバリカンになります。
どちらにしても、使う直前に刃の長さを確認することを忘れないようにしましょう。冒頭で紹介したお客さんの場合も、事前に確認さえしておけば知失敗は防げたのですから。
はじめの一歩というように薄毛が気になり始めてから坊主になる場合には、できるだけ長い刃(12ミリ以上)で刈ってみましょう。
坊主というか丸刈りって学生時代にやったのが最後だって人は多いと思います。なので自分自身が今の坊主姿を受け入れるのに時間がかかると思うんですね。
「どういう風になるんだろう?」って不安になっているでしょう。なので、はじめはできるだけ長い坊主に刈ってみるんです。
そうすることで坊主に慣れることが出来るので、そこから徐々に短く刈っていけばいいんです。
自宅で坊主にする場合
自宅で刈る場合は時間の余裕がある時に行いましょう。それに出来るならば奥さんか子供さん、ご両親など家族に刈ってもらうのがいいですよ。理由は自分で刈る場合は後頭部が見えないからです。見えないところを刈るのって本当に大変なんです。
私は毎回自分の髪は自分でカットしていますけど後頭部には苦労しています。理容師でも苦労しているのですから一般の人はなおさらでしょう。まぁ、家族に協力が得られないのであれば自分でやるしか無いですけど。
自分で刈る場合は最初にバリカンで刈った部分を重ねて刈るのがコツです。
文章で伝えるのが難しいのですが、例えばバリカンで刈った部分(バリカンの刃の横幅)が5センチだったら次に刈る部分は4センチの所を重ねて刈るんですね。こうすることでトラ刈りになるのを防ぐことが出来ます。
薄毛を坊主にしたら失敗した? まとめ
薄毛を坊主にする時に失敗しないようにするには、バリカンの刃の長さを確認することとトラ狩りにならないようにバリカンの入れ方を注意することです。
この2つに注意すると自分でも納得できる丸刈りが作れるようになりますよ。どうぞおためしあれ。