薄毛の人が無添加シャンプーを使うケースが増えてきたようです。
これは私の理容店でも見られる現象です。
そこで今回は無添加シャンプーについて調べてみました。
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無添加シャンプーとは
そもそも無添加シャンプーって何なのでしょうね。
わかりやすく言うと「添加物が入っていないシャンプー」のことを言います。
もう少し詳しく言うと、「旧表示指定成分103種が入っていないシャンプー」のことですね。
これは旧厚生省が今から約40年ほど前に定めたものです。昔は薬事法、今は薬機法と言っています。
上の103種は、アレルギーなどの症状が出る可能性のある成分と言われているもので、主なものにパラベンや安息香酸、色素、エデト酸塩、香料などがあります。これらは早い話が「体になんらかの害が出るかもしれない」と言われている成分です。
ですから人によってかゆみや湿疹などの症状が出るかもしれないし、出ないかもしれないのです。
無添加シャンプーのメリット
先程も書いたように無添加シャンプーには添加物が入っていないため、肌に優しい刺激の少ないシャンプーといえます。
ですから、敏感肌の人には向いていますね。
これまでいろんなシャンプーを使ってきたけど、そのたびに頭皮が痒くなった、頭皮が赤くなった、湿疹ができた、フケが出た、などの症状が出た人は使ってみる価値はあります。
これが無添加シャンプーのメリットになります。
無添加シャンプーのデメリット
無添加シャンプーのデメリットは、使ってみるとわかりますが、いまいち泡立ちが良くない点でしょう。
シャンプーですからふっくら泡でシャカシャカ洗いたいのに、どうも泡立ちが悪いというのが私が使ってみた感想です。
ただし、私が使ってみたのはかれこれ10年ほど前ですから、今は改良されて程よく泡立ちのある無添加シャンプーも販売されていますのでご安心を。
また、一般のシャンプーに比べると無添加シャンプーは数が少ないというデメリットもあります。
つまり、選ぶ商品に限りがあるということです。
一般のシャンプーは沢山の種類がありますから選び放題ですが、無添加シャンプーは少ない中から選ぶことになります。
無添加シャンプーと一般のシャンプーどちらを選ぶ?
無添加シャンプーの選び方と言っても確実なものはありません。なぜなら無添加シャンプーがすべて安全とも言えないからです。
添加物は入っていないけれど、他の成分が原因で頭皮トラブルがあったという場合も十分にあり得るはなしです。つまり、いくら無添加シャンプーといっても100%肌に害がないかといえばそうとも言えないわけです。
人の頭皮にどんな成分が刺激を与えるかは、実際に使ってみなければわかりません。
身の回りを見渡しても、無添加シャンプーではない一般的なシャンプーを使っているのに、まったく問題がない人は比較的多いのです。
ちなみに私の理容店でも一般的なシャンプーを使っていますが、なんら問題はありません。
ですから、薄毛や薄毛ではないに関係なく、シャンプーは一般に売られているもので大丈夫とも言えるのです。
ただ、先程も説明したように、人よりも肌が敏感である場合には、無添加シャンプーを使うことをおすすめします。
まとめ|薄毛に無添加シャンプーは効果があるのか?
薄毛に無添加シャンプーが効果的かと聞かれれば、「あるかもしれないしないかもしれない」という中途半端な答えしか言えないです。
なぜなら、無添加シャンプーはあくまでもシャンプーなので頭皮や髪の毛の汚れを落とすために使うものだからです。
いかに頭皮に刺激を与えずに汚れを落とすかという点に注目して作られたシャンプーなのです。無添加シャンプーを使ったからといって、産毛がどんどん生えてくるものではありません。
それに、旧表示指定成分103種が入っていないシャンプーなのですから、これ以外の成分が肌に合わない場合も考えられます。
つまり、無添加シャンプーを使っても、肌にかゆみや湿疹、フケなどの症状が出る場合も考えられるわけです。無添加シャンプーも万全ではありません。